エアコンの使い方と選び方のポイント

とにかく暑い！

猛暑というより酷暑です。

今年は予想を上回る暑さでエアコンの当たり年になりました。型落ちモデルの価格の安いエアコンもネット含め品切れ状態です。

今や我慢できるかできないかではなく、文字通り生きるのに必須の道具になってしまいました。

職業柄、年中同じようなことをお尋ねいただくのでまとめてみました。

①そもそもどのエアコンを選ぶのか？

国産のメーカーのエアコンであれば、どこのメーカーが良くてどこのメーカーがダメというのはほとんどありません。普通に考えて、一般家庭向けのエアコンが作られて普及するようになって何十年もたっています。エアコンのしくみ(どうやって冷たい空気や暖かい空気を作るのか)自体は最初から全く変わっていません。ダメな会社、ダメなエアコンメーカーはとっくに世の中からなくなっているのではないでしょうか？

ということで基本、国産メーカーであればそこそこ皆同じと思って、こだわりがなければ、頼まれた時に一番安いのをつけてます。

ただ、壊れた時のメーカーのアフターでは、良い悪いの差はあります。ただそれも関係するのは壊れた時だけですけど。

本論に戻ります。では何を基準にエアコンを選ぶのか？

そもそも値段の高いエアコンと安いエアコンの差はどこにあるのでしょうか？

ズバリ値段の差は、冷房能力+付加機能(装備？)です。

例えば、軽自動車とクラウンでは、エンジンの大きさが違うから当然値段が違います。家庭用エアコンはほとんど見た感じのサイズが同じなのですが、どれだけ冷たい(冬なら暖かい)空気を作れるかというそもそもの能力の部分に差があり、そこが値段に反映されています。力が強くなるのに応じて値段が比例して高くなります。ある意味納得かつ公平な価格設定です。家電量販店では6畳用とか8畳用とか14畳用とか表記されているのがそれです。正確に言いますと、キロワットで表されています。必ずエアコンの横か下ににシールが貼ってあるので誰でもわかりますよ。

どんな時に冷房能力の差が出るのでしょうか？

車の例で考えて見ましょう。普段、セブンイレブンやウエルシアに、一人でちょこっとアイスを買いに行く時に、大きな車がいいなぁと思う人はあまりいません。

その差を感じるのは、いろは坂とは言いませんが、坂道を4人フル乗車で上がっている時などです。登らないとは言いませんが昇るのやっとで全くスピードが出ません。

実際、日当たりの良い木造アパートの二階に一台だけエアコンついてるような部屋のエアコンを入れ替えにいくと、数日後に、こわれてるとか、ぜんぜん冷たくならないとか言われることがあります。こわれてないのですが、冷房能力が低いのであまりに暑いと冷えないんですよね。少しでも予算に余裕があるならまずは冷房能力重視で選んでみてください。

次回は付加機能について。